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【虎二郎の雑学日記】増上寺編 ④

前回の記事【虎二郎の雑学日記】増上寺編 ③の続き。

 

話を増上寺に戻したい。脱線は筆者の得意技と心得ていただけると助かります。

 

日本人で「忠臣蔵」を知らない人は、まあ少ないだろう。でも、吉良上野介が浅野内匠頭にいじわるした舞台が、この増上寺だということを知る人は少ない。江戸に下向する勅使をお迎えする役を浅野は受け持つのだが、この勅使が増上寺を参詣したいと言い出す。当時の礼として、この場合増上寺の畳替えをしないといけなかったのだが、この作法を吉良が浅野に教えなかったのだ。その後の殿中刀傷事件のきっかけと言われている。

 

また、地名ともなっている「大門」は、まさに増上寺の旧総門のことを指す。この所有権問題がつい最近解決したことをご存知の方も少ないはず。増上寺から東京都に返還を求める動きはあったのだが、長く東京都はこれに応じなかった。そのため門の老朽化が進み、東日本大震災時に河原が落ちたことから(所有権を確定させないと誰も補修しないので)安全性に疑問符が付き、東京都の再調査によって(武士の情けで理由は伏せる・笑)2016年に増上寺に返還されるに至ったのである。

 

本編雑学考として最後の話題とするが、近年著名人の葬儀がこの増上寺でもよく行われるが、これは亡くなった著名人が浄土宗ということが理由ではない。

 

現在の東京において、大葬儀が行える場所は、青山葬儀場、築地本願寺、そしてこの増上寺くらいなのである。(完)

虎二郎

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2018年6月5日