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エリア紹介 第04弾 虎ノ門のオフィスビルと同じ敷地内にある神社『金刀比羅宮 (ことひらぐう)』

東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅の2番出口から地上に出て桜田通りを歩くと、金刀比羅宮 (ことひらぐう) の鳥居があります。そのすぐ後ろには高層オフィスビルの虎ノ門琴平タワーがあり、境内の一部は琴平タワーの1階と重なり合っています。

 

桜田通りに面して大きな鳥居と高層ビルが一体化している光景は、まさに「大都会の真ん中」に鎮座する神社そのもので、初めて見たときはそのインパクトにびっくりしました。

神社とビルが一体化しているものは他にもありますが、これほどスタイリッシュな参道は、なかなかお目にかかれないのではないでしょうか?

 

ところで、金刀比羅宮といえば、「金毘羅(こんぴら)さん」こと香川県の金刀比羅宮を思い浮かべる人も多いと思います。同宮に祀られているのは、その御分霊になります。

 

江戸時代、讃岐国丸亀藩主であった京極氏が、江戸の藩邸内(芝・三田)に、故郷の神として祀ったのが同宮の起源です。その後、現在の虎ノ門に遷座されました。江戸庶民の熱烈な要望から、毎月10日のみ、邸内への参拝が許可されることになったそうです。

 

当時は「金毘羅大権現」と称されていましたが、明治二(1869)年、神仏分離の神祇官の沙汰により「事比羅神社」に、明治二十二(1889)年には「金刀比羅宮」に社号が改称されています。

 

ご神徳は「海上守護」「大漁満足」はもちろんのこと、「五穀豊穣」「殖産興業」「招福除災」の神として広く庶民に尊信され、東国名社の一つとして知られています。

 

また、社殿横には「結(むすび)神社」があり、こちらはその名のとおり、女性への「縁結び」の御神徳があるとのことです。

 

木々が繁り、ベンチも多く、高層ビルの狭間のオアシス的な場所です。願い事があるときはもちろん、ちょっとした癒しタイムを過ごしたいときには、参拝に訪れてみてはいかがでしょうか?

(龍三郎)

 

虎ノ門 「金刀比羅宮」 (ことひらぐう)

 

東京都港区虎ノ門一丁目二番七号

 

東京メトロ銀座線 『虎ノ門駅』2番出口より徒歩1分

東京メトロ丸ノ内線/千代田線/日比谷線 『霞ケ関駅』A13番出口より徒歩5分

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2018年5月12日