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港区の坂シリーズ 『青木坂 (あおきざか)』

今回ご紹介するのは、南麻布四丁目10~11番の間にある「青木坂」です。

このエリアは江戸時代には大名屋敷が立ち並び、「麻布富士見町」と呼ばれていました。

南部藩や足守藩、松平家などの武家屋敷が軒を連ねていた場所です。

外苑西通りと明治通りとの交差点「天現寺橋」から明治通りを東へ歩き、

南麻布四丁目2番と12番の間の道を入った四つ角から北東へ上っている坂です。

途中には「フランス大使館」があります。

『青木坂』(あおきざか)

江戸時代中期以降、北側に旗本青木氏の屋敷があったために呼ばれた。

昭和の初めまでは富士山がよく見え、「富士見坂」と呼ばれることが多かったといいます。

青木坂を上ると「フランス大使館公邸」があります。

青木坂の横には「新富士見坂」があります。

『新富士見坂』(しんふじみざか)

江戸時代からあった富士見坂(青木坂)とは別に明治末大正ごろに開かれた。

坂で富士がよく見えるための名であった。

「有栖川宮記念公園」

前にご紹介した通称「有栖川公園」も近隣にあります。

常陸笠間藩の浅野家、のちに盛岡藩南部家の屋敷となった地です。

明治になり、皇族有栖川家の用地となりました。

『新坂』(しんさか)

新しく開かれた坂の意味であるが、開かれたのは明治二十年代と推定される。

「フィンランド大使館」の先を明治通りまで下る、長くて狭い坂です。

「釣り堀 衆楽園」

閑静な住宅街にヘラブナ専門の釣り堀がありました。

昭和初期から80年以上に亘って営業していた「衆楽園」も2018年5月末で閉園になりました。

『薬園坂』(やくえんさか)

江戸時代前期、坂上の西部に幕府の御薬園(薬草栽培所。小石川植物園の前身)があった。

なまって役人坂・役員坂と呼ぶ。

坂を挟んで「イランイスラム大使館」と「イラン人学校」があります。

 

『青木坂 (あおきざか)』

東京都港区南麻布四丁目10~11番のあいだ

 

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2022年9月20日