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今回は、皆様も注目されているであろう1971年の西日暮里駅から約50年ぶりとなる「山手線新駅」についてです。
～新駅の場所・敷地～
場所は、「品川駅」から約0.9km、「田町駅」から約1.3km、都営浅草線「泉岳寺駅」から約300～400m付近で、住所は「港区港南２丁目(予定)」となります。
以前のJR品川車両基地跡地内に建てられて、新駅の建設に伴い、周辺も開発されます。新駅含め約13.9ヘクタールの広大な敷地の開発となります。
同じ港区内で行われた再開発でも「六本木ヒルズ」が9.3ヘクタール、「東京ミッドタウン」で6.8ヘクタールですので、規模の大きさが際立ちます。その他のエリアで比較すると「秋葉原」「恵比寿」等を超える規模らしいです。
～新駅予定地の現況写真(H30.6.12現在)～
～新駅の開業について～
東京オリンピック・パラリンピック開催に合せて２０２０年春に新駅を暫定開業、２０２４年頃に街びらきが予定されています。この規模の開発が、こんだけ短期間に出来上がるというのは驚きですし、周辺も含めたエリアの変化がとても楽しみですね。
工期自体は、大きく２期に分かれ、２０２４年完成予定の第Ⅰ期工事(4街区)と、２０３０年以降に新駅から品川駅方面の第Ⅱ期工事(2街区)を行うそうです。
～新駅のデザイン～
新駅デザインは、「新国立競技場」のデザインでも注目を集めた建築家の隈研吾氏。
❶折り紙をモチーフにした屋根に「膜」や「木」等の素材と活用して和風な駅で、屋根がランダムに折られたデザイン。
❷駅舎の東西に大きなガラス面を設け、さらに約1,000㎡の大きな吹き抜けがあり、駅から街・街から駅を見通せることで、駅と街を一体的な空間として感じられるデザイン。
❸駅の改札内に約300㎡のイベントなどを行えるスペース。
～新駅の概要～
| 構造・高さ | 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
地上3階、地下1階建て・建物高さ30ｍ |
| 用途・規模等 | 総床面積 約7,600㎡
駅施設(駅事務室・旅客便所等) 約2,400㎡ 店舗(2,3階) 約 500㎡ 大屋根 約4,000㎡ 吹抜け 約1,000㎡ |
| 諸施設 | 可動式ホーム柵 山手線、京浜東北線各ホーム
エスカレーター ８基 改札内エレベーター ４基 改札外エレベーター ２基 |
| 設計 | 東日本旅客鉄道㈱
品川新駅設計共同企業体 隈研吾建築都市設計事務所[デザインアーキテクト] |
| 施工 | 品川新駅(仮称)新設工事共同企業体[㈱大林組・鉄建建設㈱] |
～新駅周辺の開発の概要～
❶再開発敷地内に、JR東日本と共に「京浜急行電鉄」「都市再生機構」等が、高さ１６０ｍ級の建物で、マンション３棟、複合ビル５棟を建設予定。
❷同時期(２０２４年完成予定)に、都営浅草線の泉岳寺駅のホーム拡幅工事に伴う、隣接市街地との一体的な再開発も予定されています。
❸今まで車両基地の為に分断されていた東西のアクセスを良くする為「環状第４号線」を延伸する都市計画道路も整備予定です。
～新駅の駅名募集～
2018年6月5日にJR東日本が新駅の駅名募集を発表して、ニュースなどで大きく取り上げられました。応募の締切りは、2018年6月30日まで。発表は2018年冬頃を予定。
詳細は、こちら↓
駅名の採用についてのポイントとして、今回も該当するかは不明だが、今まで駅名を決定する際の基本的な考え方は、下記らしい。
❶地域を代表するもの(名称)か？
❷鉄道を利用されるお客様に分かりやすいか？
❸地元自治体の要望を満たしているか？
駅名の応募を検討されている方は、下記のサイトが凄く参考になるので、ご参照下さい。
～新駅について～
このエリアは、東京都が「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン２０１４」を策定し「これからの日本の成長を牽引する国際交流拠点」「先端技術と国際文化の等の交流する国際的な拠点の形成」というコンセプトを掲げています。今後、世界中から様々な人々が集まりますので、ビジネス等を発見・発信するには最適です。都内でもトップクラスの将来性があるエリアにできる「山手線新駅」だと思います。青空不動産には、このエリアのオフィスビル(物件)情報が多くございますので、ご興味お持ちになられた方は、お問合せ頂ければと存じます。
青空不動産㈱ 青太郎
2018年6月20日
