浜松町は、JR線・都営浅草線・大江戸線の3路線の印象が強いですが、「東京モノレール」をお忘れではないでしょうか?羽田空港へのアクセスも良く、乗車時間や、駅での電車待ち時間の少なさ、電車運休や遅延時のリスク回避等、あまり知られていない浜松町東京モノレールのメリットをご紹介いたします。
~羽田空港までの所要時間がとにかく早い~
❶乗車時間・・・モノレールは、停車駅の数の違いで、3種類あります。
・空港快速 浜松町駅から羽田空港第2ビルまで「18分」
・区間快速 浜松町駅から羽田空港第2ビルまで「21分」
・普通 浜松町駅から羽田空港第2ビルまで「24分」
❷1日の運行本数の多さ
モノレールは運行本数が多く、通勤等のラッシュ時には、最短「3分間隔」、日中の時間帯でも「4分間隔」で、モノレールが発車するので、駅での待ち時間も少なく済みます。
モノレール浜松町駅から羽田空港の始発4時59分、終電0時01分まで運行しています。
❸乗り換えがなく、空港まで直通
モノレール以外の別の路線で空港へ向かう際、同じホームから複数の行先に分かれている事があり、どの電車に乗ればよいか、迷うことはありませんか?モノレールは、途中駅での乗り換え等もなく、全てが羽田空港へ向かう為、とても分かりやすいのも特徴です。
❹羽田空港内での停車駅が多い
モノレールは、11駅ある内の4つが羽田空港内の駅の為、より空港の搭乗口に近い駅で降車することが可能なで、時間の短縮もできます。国内線は第一ビルと、第二ビルに各駅があります。
~電車の遅延や事故運休時のリスク回避は、浜松町だからこそできる~
飛行機を利用する際に、電車が遅延や運休をして、搭乗手続きやフライトの時間に追われたことがある方も多いと思います。ましてやビジネスマンは、常に時間に追われ、搭乗手続きギリギリの時間で空港に向かうこともあるのではないでしょうか。
浜松町駅から羽田空港へ向かう経路は、東京モノレールの他に「都営浅草線」があり、泉岳寺で京急線に乗り入れるため、モノレール運休等の際も、スムーズに羽田空港まで行くことが可能です。
~意外と知られていない東京モノレールの開業、前回の東京オリンピック前~
東京モノレールの歴史は古く、1964年(昭和39年)10月10日に開催した東京オリンピック開会23日前の9月17日に開業しているのです。当時は浜松町から羽田間まで15分で到着したそうです。「現在の空港快速は18分なのに、当時は15分?」っと疑問を抱かれた方もいるかも知れませんが、開業時は途中駅がなく、浜松町から空港まで直通でした。
開業を実現したのは、なんと民間の会社で、国からの政府資金融資等を受けずに建設したらしく、その影響で運賃が割高(当時の250円)になり、同距離を日本国有鉄道(国鉄)の電車と比較すると6倍以上高い運賃でした。参考までに、当時の国鉄の運賃で250円分だと神奈川県小田原の根府川駅(87.4㎞)まで行けたそうです。現在の運賃は、浜松町駅から全ての羽田空港駅まで490円ですので、他の交通手段と比較しても大差はないです。現在の運営は、1967年(昭和42年)から日立製作所が運営をしていた時期もありましたが、今はJR東日本が運営をしています。
~モノレールうんちく~
皆様もお使いのスイカ等のICカードですが、実はモノレール駅限定のスイカがあるのをご存知でしょうか。緑色の可愛い(顔付き)モノレールがデザインされたスイカです。せっかくなので、私が利用していたスイカをJRみどりの窓口で買い戻して、モノレール限定スイカに変更してきました。購入方法は、通常のスイカと同様で、券売機で購入できました。
(青太郎)
ツイート @aozora26242018年4月13日