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    パーソナルジム 出店ノウハウ

    青空不動産への物件のお問合せには「パーソナルジムを開業したいので物件を紹介して欲しい」というお客さまが多数いらっしゃいます。

    今回はパーソナルジムの出店ノウハウをご紹介します。

    家賃や敷金が安いからという理由だけで安易に物件を借りてしまうと、後々にトラブルが発生してしまう原因になりかねません。

    「始めはマンションの一室を借りてスタート」というようにお考えの方は、SOHO利用がOKな物件が候補になります。

    SOHO:居住としてだけでなくオフィス・店舗としても利用できる貸室

    マンションは基本的に住居目的で賃貸されているので、賃貸マンションのなかでもSOHOタイプ(商業利用可)の物件から選ぶことになります。貸主(オーナー)の意向や管理規約などで商業利用ができないマンションも多いからです。ただし、SOHOタイプであってもパーソナルジムは不可というケースもあるので注意が必要です。

     

    パーソナルジムは騒音でトラブルになるケースもあり、防音性が低いマンションの場合、苦情が出るリスクが高まります。最悪の場合、立ち退きを要求されるケースも出てくるので、もともと防音性が高い構造(鉄筋鉄骨コンクリート造・鉄筋コンクリート造)の物件を選びましょう。なお、防音マットなどを設置することで、ある程度の対策は可能です。

    1階の部屋、角部屋といった周囲への影響を抑えられる場所を選ぶのがベターです。

    また、重量のあるトレーニング器具を設置する場合には、補強工事で対応できることもありますが、できるだけ重さに耐えられる構造の物件を選べば、重量に関する条件もクリアしやすくなります。

    高さのあるマシン(パワーラックなど)を搬入する場合には、天井高にも注意が必要です。

    賃貸マンションの場合、大掛かりな内装工事は自由にできない場合もあります。壁や天井を加工するような内装工事を行いたいのであれば、マンションの規約をよく確認しておく必要があります。

    貸主(オーナー)が事業を気に入ってくれるかどうかというのも重要なポイントです。パーソナルジムは騒音や複数人の出入りがあるのを嫌がるオーナーからは、なかなか審査が下りない業種です。

     

    表通りではなく、1本入った裏通りで開業される方も増えました。集客はネット中心なので目立つとこころでなくていいし、賃料も抑えられるといった理由からです。

     

    このように、パーソナルジムを開業できる物件は制約が多く、パーソナルジムOKの物件は非常に数が少ないです。不動産業者に物件を依頼する場合には、事務所タイプの物件も視野に入れて、できるだけ細かく条件を指定したほうがミスマッチをなくすことができます。

     

    【物件の希望条件】

      ・オープン予定時期

      ・エリア候補

      ・駅からの徒歩時間

      ・広さ(下限の坪数)

      ・天井高

      ・床荷重

      ・絶対に欲しい条件 など

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    2023年2月27日