今回は、「1フロア1テナント物件」のメリット、デメリットをご紹介していきます。
ご移転を検討中の企業様からの問い合わせをいただく中で、
「1フロア1テナントであること」を条件のひとつとして挙げられる方が多いのが現状です。
1フロア1テナントとは
「1フロア1テナント」とは読んで字のごとく、各フロアに1社のみが入居できる賃貸方法です。
基本的には他社が入居していないのでフロアレイアウトの選択肢が広がります。
1フロア1テナントのメリット
①他社がフロア内にいないので安全性が確保される。
②確実に窓面が取れるため採光がとれる。
③エレベーターホールから貸室となっている場合が多いため、レイアウトの自由度が高い。
上記3点があげられるでしょう。
この中でもレイアウトと採光に関しては、「1フロア1テナントタイプにしておいてよかった」と多くの声を頂いております。
他社に気を遣わず自社のイメージに合ったフロアにすることができるので全面的に会社のカラーを演出することができます。
それでは1フロア1テナントのデメリットはあるのでしょうか。
1フロア1テナントのデメリット
①トイレ等の清掃を借主でやらなければならないことがある。
②ビルのグレードにもよるが、エレベーターを出たところから貸室が始まるため、
機械警備等の防犯設備が自己負担になる可能性がある。
③エントランスを作る必要がある場合には、内装費用がかさむ。
上記3点があげられます。
しかし、大きなデメリットはほぼなく、全てメリットにてカバーできるような内容です。
清掃問題に関しましては、オーナーが水回り部分を清掃会社に委託しているケースも多々あり、
その場合は共益費に含まれており、追加費用は発生しません。
警備問題、エントランス問題、ですが、
ビルグレードが高い物件は、エントランス部分にエレベーター連動型の機械警備が備わっています。
したがって、2000年以降に建てられたビルでしたら大体のデメリットが、補えることになります。
弊社も、1フロア1テナントの物件を借りておりますが、
来客の際は、お客様もスムーズにいらっしゃいますし、お見送りの際ももたつくことはありません。
ただし、トイレが共用部分ではなく室内にあるため、清掃費が別途発生しています。
今回は1フロア1テナントのメリット、デメリットについてお話しさせていただきました。
(芝五郎)
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2023年1月23日