オフィスマガジン

賃貸借契約における初期費用について

事務所や店舗を今後借りる予定がある方、ご移転を考えている方へ

初期費用とは賃貸借契約の際に掛かる契約金の概算です。

事務所の移転では初期費用が大きい負担となることが多く、

予算組みに頭を抱えている方も多いと思います。

今回のオフィスマガジンでは、そんな「初期費用」についてご説明していきたいと思います。

 

①敷金(保証金)

敷金とは、借主が賃貸借契約における債務の担保として貸主へ預け入れる現金となります。

敷金はあくまでも債務の担保ですので契約終了時貸主は敷金の全額を無利息にて借主へ返還しなければなりません。しかし、借主に賃料、退去時の原状回復の未払い等がある場合、貸主は敷金から充当することが可能となります。事業用不動産の賃貸借の場合、敷金から原状回復費用を差し引きます。したがって退去時は預け入れた敷金が満額戻ってくるケースはほぼありません。

 

②礼金

礼金とは、日本の古くからの慣習です。当時は借主が貸主に対して感謝の気持ちを込めて契約時に礼金という名目で現金を持参していたようです。この名残が今日の不動産賃貸には残っており、募集図面を見ると礼金がついている物件が多々見受けられます。

 

③保証委託料

保証委託料とは、賃貸借契約時に賃貸借契約と合わせて契約する保証委託契約の際に発生する金額を指します。

下記が保証料の目安です。

契約時:1ヶ月固定費の100%

更新のタイミング:2~5万円

 

④前家賃・日割り家賃

不動産の賃貸において、賃料の支払いは毎月翌月分を月末までに支払うという流れが一般的です。

契約時も翌月分の賃料をあらかじめ振り込んでもらうケースがほとんどです。

 

⑤仲介手数料

仲介手数料とは、賃貸借契約の際、仲介をしてくれた不動産会社に支払う手数料を指します。

成果報酬ですので成約した際に初めて発生するものとなります。

賃貸借契約の場合の仲介手数料の上限額は家賃の1ヵ月分(共益費・管理費を含まない)となります。

弊社では港区の物件に限り、仲介手数料0円とさせていただいております。

 

⑥その他

・鍵交換費:入居の際に鍵を新しくするために発生する費用です。

・テナント保険:借主が事業を行う上で事故により賃借室、什器等が損害を被った場合や賃貸人、第三者に対して損害賠償を負った場合等に保険金を支払ってくれる契約です。保険料に関しましては会社ごとに異なります。

賃貸借契約時にかかってくる費用を簡単にご解説しました。ご参考になれば幸いです。

青空不動産では、初期費用についてのご相談を承っております。お気軽にご連絡ください。

(芝五郎)

ご移転をお考えの方は、「オフィス移転お役立ち記事」もご参照いただければ幸いです。

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2020年2月5日