今回は港区芝公園にある「芝東照宮」をご紹介します。
「東照宮」とは徳川家康をまつる神社で、特に有名なのは栃木県日光市にある「日光東照宮」です。
都内では上野公園にある「上野東照宮」と、芝公園にある「芝東照宮」が有名です。
もともと「芝東照宮」は、徳川家康の法名(ほうみょう)から「安国殿」と呼ばれていましたが、明治初期の神仏分離のため、増上寺から分かれて東照宮と称するようになりました。
中心にある「安国殿」が芝東照宮の起源です。
現在の社殿は1969年に再建されたものです。
境内には都指定天然記念物の「イチョウの巨木」があります。
これは寛永18(1641)年、東照宮再建に際して三代将軍の徳川家光が植えたと伝えられています。
幹周は6. 5m、樹高は21. 5m、推定樹齢350年の巨木です。
930年に国の天然記念物に指定されましたが、現在は東京都の天然記念物に再指定されています。
第二次世界大戦の空襲で芝東照宮の本殿などは焼失しましたが、このイチョウは生き残りました。
黄葉がきれいでした。
御朱印をいただいた社務所は本殿に向かって左手にあります。
初穂料は500円でした。
『芝東照宮』(しばとうしょうぐう)
都営三田線 御成門駅下車 A1出口より徒歩2分
都営浅草線・大江戸線 大門駅下車 A6出口より
徒歩5分
都営大江戸線 赤羽橋駅下車 赤羽橋口より
徒歩7分
JR線 浜松町駅下車 徒歩12分
2019年1月24日