今回は港区高輪二丁目12番と三丁目19番の境界にある坂道です。
【坂名の由来】
江戸時代以前、蔦葛(カズラ/桂は当て字)がはびこっていたため、坂名の由来となったといわれる。また、かつらをかぶった僧が品川からの帰途急死したからともいう。
二本榎通りから坂道は始まり、スタート地点には『高輪消防署 二本榎出張所】があります。
『高輪消防署 二本榎出張』
灯台のようにも見える美しい建築物は、1933年に建てられた現役の消防署です。
円塔形の望楼(火の見やぐら)に立つ青いタワーが道行く人々の目を引きます。
2010年に「東京都選定歴史的建造物」に選定されました。
桂坂を下っていくと右手に『高輪館』(旧東芝山口記念会館)があります。
【高輪館】
正式には旧東芝山口記念会館。
1925(大正14)年に旧朝吹常吉邸として建てられました。
現在は高輪館と称しており、日本テレビの所有で建物は非公開です。
その高輪館の横には『洞坂』があります。
【坂名の由来】
法螺坂、鯔坂とも書く。この辺の字を洞村と言った。
洞村とは、昔ほら貝が出たとも、くぼ地のため洞というなど様々な説がある。
人通りも少なく細く急な坂道。
坂の頂点は直角に折れ曲がった独特な形状です。
桂坂に戻ります。
両側は高い石垣が組まれていて距離も長い坂道です。
第一京浜につながると桂坂はおしまいです。
その第一京浜を渡ると
高輪ゲートウェイの再開発に合わせた双子の大規模複合棟『THE LINKPILLAR1』の
『NORTH』 『SOUTH』が」お出迎えです。
ツイート @aozora26242025年6月19日