青空不動産では、日々事務所や店舗の内覧のご案内しております。
「この物件に決めたい!」というお客様は、「申込み」という次のステップへ!
所定の「申込書」を記入していただき、オーナーに提出するという過程です。
皆様、とりあえず必要事項だけを記入して提出してしまいがちですが・・・・
ちょっと待ってください!!
不動産の契約において借主が賃貸条件などをオーナーと交渉することができるタイミングは申込時しかないのです!
交渉したい点は妥協することなく申込書に記載すること!
申込書はオーナー指定の場合がほとんどで、そういった希望を記載する欄が無い場合もあります。そのような場合は希望の内容をまとめたものを、申込書に添付するという方法もあります。
交渉は申込から始まります。申し込み後、審査へと進んでからの追加の条件交渉は大変難しく、オーナーの心証を悪くする可能性もあります。
それでは、申込時に確認したい5つのポイントを見ていきたいと思います。
① 賃料などの減額
市況や物件によりけりではありますが、多少の交渉は内容によって可能です。
交渉がある前提で高く募集している物件もあります。
「あと賃料が少し下がれば」という気持ちがある場合は遠慮なくご相談ください。
② 入居時期
移転時期が確定していないお客様は、今借りている物件の解約予告を出していらっしゃらない方が大半です。
解約予告というのは、3か月~6か月が一般的ですので、2か所の賃料を払わなければならない時期が出ててくる可能性があります。
そういった場合は「入居時期を先に延ばしてほしい」など、募集の入居可能日から何ヶ月かの延期の要望を出してみることをお勧めします。
期間によっては承諾してもらえるケースもありますし、
フリーレント(賃料免除期間)を使い契約を先にしてしまう方法もあります。
③ 保証会社の有無
今日の事務所賃貸においては、ほとんどの物件に保証会社の利用が条件として組みこまれているのが現状です。
初期費用の負担が増える場合があり、物件を諦めるお客様がいらっしゃるのも現実です。
借主の事業や資産内容によっては保証会社を利用しなくてもいいと判断されることもありますので、確認してみる価値はあります。
④ 看板等の広告物の掲示許可
店舗利用を考えているお客様や来客の多い業種の方からのご要望として、よく交渉することになる事柄です。
ビルによっては窓面、壁面等の掲示が難しい場合があります。掲示を考えている方は必ず申込時に伝えておくことが必要です。
⑤ 複数社の同居ができるか
事務所を探されている方でグループ会社等の同居を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に、契約後に同居申請をしたところ、貸主から断られ退去を余儀なくされたというケースもあったようです。事前に確認と交渉内容に含め申し込みをしましょう。
以上、申込時に確認したい5つのポイントでした。
繰り返しになりますが、申込時にしか交渉のタイミングはないと言っていいので、
申込書に希望を記載することが大変重要です。
申し込み時の交渉次第で、賃貸借の内容を満足いくものに変えることが可能です。
「どこまで交渉できるかな」、「どれくらいが限界だろう」、ビルオーナーとの交渉なんて、めったに経験することのないシチュエーションですね。
お客様のニーズを全てぶつけていただけましたら、青空不動産の経験豊富なスタッフがより良い契約へ導きます。何なりとご相談ください。 (芝五郎)
ご移転をお考えの方は、「オフィス移転お役立ち記事」もご参照いただければ幸いです。
2020年6月3日