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2019 ラグビーワールドカップを楽しむ 第1弾 One for all, all for one 

こんにちは!虎次郎です。

もうすぐラグビーワールドカップが始まりますが、あのキャッチ・フレーズいいですね~。

「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」

 

実は、虎次郎は中学から社会人までラグビーやっていました!!

そんな訳で、今回はラグビーワールドカップを楽しむための豆知識を送ります。

 

「One for all, all for one」という言葉は、ラグビーの精神を表す言葉として有名だが、その本当の意味や語源を知る人は少ないと思う。

 

まず、日本で一躍有名になったのは、アレクサンドル・デュマ作「三銃士」の中で主人公ダルタニヤンが使ってからだ。この時、「一人は皆のために、皆は一人のために」と訳されている。この影響が未だ強く残り、日本人の多くはこれが正しい訳だと思っている。

 

若くしてこの世を去った天才ラガーマン平尾誠二は、違う解釈を示しており、そのために正しい訳は、

「一人は皆のために、皆は勝利のために」

と理解している人も相応にいる。

 

では、この言葉がラガーマンの精神的支柱として伝えたのは誰か?

「横河電機中興の祖」と呼ばれる故横河正三氏(1914~2005)という説を筆者は支持したい。経営者としての横河氏の名言として、

「なんであれ目的をきちんと認識して、目的にあった行動をとる。「目的に合ったように動いているか」と常に自問することが必要だ」

は、まさに「One for all, all for one」の言葉どおりだからだ。

 

ちなみに、慶應義塾大学を卒業している横河氏が「體育会蹴球部」(慶應でのラグビー部の正式名称)でラグビーをしたと誤解されている(ウイキペディア執筆時現在)が、実際は「慶應義塾大学 体育会所属団体 JSKSラグビーフットボールクラブ」(1929年創部 日本最古の学生クラブチーム)にて中心プレイヤーとして活躍していた。横河氏が寄稿した日本経済新聞「私の履歴書」にもその旨の記載がある。

 

 

(附録)ゲーム終了後の掛け声はなんて言ってる?

「Three cheers for (相手チーム名)、hip! hip! horey!」と言っている。最後の「horey」は、応援時の定番「フレー」の語源らしい。

いずれにしても、戦った相手への賛辞としてエールを送っている。

 

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2019年6月3日